スキレットの使い方がわからない方に向けて、シーズニングの仕方について詳しく説明します。
スキレットは見た目が良く、作った料理をそのまま食卓に出せるので、とても便利ですよね。
私もお気に入りのキッチンツールの一つです。
でも、スキレットを使うための準備、特にシーズニングという工程は初心者には少し難しいかもしれません。
私自身、2年前に初めてスキレットを使った時、シーズニングで失敗しました。
しかし、その失敗から学び、もう一度やり直したことで、スキレットを上手に使えるようになりました。
シーズニングに失敗したら、ただ正しいやり方でやり直すことが大事です。
シーズニングは、スキレットの普段の手入れや、錆びた時の対応にも必要です。
正しい方法を知っておくことが重要です。
この記事では、
・シーズニングが失敗する3つの原因
・シーズニングで失敗しないためのコツ
・スキレットを長く使うためのお手入れの方法
について解説しています。
初めてスキレットを使う方も、このコツを覚えればシーズニングに失敗することはありません。
では、一緒に快適なスキレットの使い方を学びましょう!
スキレットのシーズニング失敗例3つ
シーズニングで失敗しても心配しないでください。
原因を知れば、次は上手くできますよ。
シーズニングでよくある失敗と、それをどう直すか見ていきましょう。
最初の一般的な失敗は、スキレットの持ち手部分のシーズニングを忘れることです。
スキレットの持ち手は本体と一緒に作られているので、持ち手にも油を塗る必要があります。
持ち手にカバーをして使うことが多いかもしれませんが、カバーをしていても持ち手のシーズニングを忘れないでください。
次に、油を塗り過ぎるのも一般的な失敗です。
油を厚く塗りすぎると、油が酸化して固まり、見た目が悪くなったり、焼きムラができることがあります。
油は薄く均一に塗ることが大事です。
最後の失敗は、使用後にいつも洗剤で洗うことです。
洗剤で洗うと、鋳鉄に染み込んだ油が洗い流され、錆びる原因になります。
シーズニングの最初の工程で出荷時のワックスを洗い流すために洗剤を使いますが、それ以外では洗剤を使わないでください。
汚れが気になるときは、お湯で汚れを浮かび上がらせたり、スクレーパーでこそぎ取ってから水で洗いましょう。
そして、洗った後に必ず空焚きして油を塗るのを忘れないでくださいね。
覚えておきたい!スキレットのシーズニングで失敗しないために
スキレットを使い始める前の大切な準備、「シーズニング」のやり方を説明します。
これを行うと、料理がもっとおいしくなります。初心者の方も安心してくださいね!
まずは必要な道具を揃えましょう。
自分で用意すると、料理がさらに楽しくなりますよ。
必要なもの
スキレット
カセットコンロか通常のコンロ
食器用の中性洗剤
スポンジまたはたわし
鍋つかみ、耐熱グローブ、またはスパナ
植物性の油かオリーブオイル
キッチンペーパー
余った野菜の切れ端(香りの良いものや根菜類がおすすめ。皮や芯でも大丈夫です)
木製や鉄製の菜箸やトング
シーズニングの手順
洗浄:スキレットに塗られた出荷時の防錆ワックスをたわしと洗剤で洗い流します。
お湯を沸かす:残ったワックスを取り除くために、スキレットでお湯を沸かします。
または、大きな鍋で煮ても良いです。
空焚き:お湯を捨て、スキレットを乾燥させます。
白い煙が出るほどまでしっかり加熱するのがポイントです。
油を塗る:火を止めたら、スキレット全体に油を塗ります。
裏面や取っ手にも塗ってください。
注意:熱いスキレットに油をすぐに加えると火災の危険があるので注意してください。
冷却:油が馴染むまでスキレットを少し冷まします。
野菜を炒める:油をたっぷり使い、野菜の切れ端を炒めます。
野菜を押しつけながら炒めると鉄の味が抑えられます。
最終工程:冷めたら、お湯で洗い、水分を拭き取って乾かし、再度全体に油を塗ります。
熱い状態で水をかけるとスキレットが割れることがあるので注意してください。
シーズニングが終わったら、30分ほど放置し、新聞紙に包んで保管してください。
スキレットを長く大切に使うために
スキレットを長く使うためには、ちゃんとしたお手入れが大切です。
これから、スキレットを大切にするための簡単な手入れ方法をお教えします。
さっそく始めましょう!
まず前提として大切なことは、使った後は、毎回お手入れをすることです。
初めは少し手間に感じるかもしれませんが、続けることでだんだんとやりやすくなります。
お手入れに必要なものは、以下の通りです。
重曹 大さじ1
たわし
キッチンペーパー
無臭の食用油(料理の味に影響しないため)
手順は、次のようになります:
焦げ付きを落とす:お湯とたわしを使って、スキレットの焦げ付きを落とします。
洗剤は使わないようにしてください。
洗剤を使うと、油のコーティングが落ちてしまいます。
特にしつこい焦げ付きには、重曹が効果的です。
水分を拭き取る:洗った後、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
水分を完全に除去する:コンロで加熱して、スキレットの水分を完全に飛ばします
。
油を塗る:水分がなくなったら、まだ熱いうちに油を薄く塗って、5分間加熱します。
無臭の油を使うと、料理の味に影響がありません。
保管:冷めたら、新聞紙で包んで保管します。新聞紙は湿気を防ぐのに役立ちます。
ビニール袋は避けてくださいね。
これで、スキレットを長持ちさせることができますよ。
まとめ
料理をする時、どんな道具を使うかで楽しさが変わります。
自分で丁寧に使っていくような道具を選ぶと、料理がもっと楽しくなりますよ。
スキレットのお手入れはちょっと手間がかかるけど、それをすることで、道具に愛着が湧き、料理する時間がより楽しいものになります。
さあ、スキレットを使って一緒に料理を楽しみましょう!