さつまいもは様々な調理法で美味しくいただける食材です。
特に、大学芋のように甘く煮たさつまいもは多くの人に人気があります。
ただ、大学芋の特徴であるカリカリとした表面を作るのは難しいですよね。
その理想的な食感を達成するためには、特定の調理テクニックが必要です。
今回は、大学芋を作る際に表面をカリカリにする方法、その理由、そして美味しい大学芋を作るためのコツを紹介します。
水飴がなくても簡単にカリカリにする方法もご紹介しますので、ぜひお試しくださいね。
大学芋がカリカリにならない原因は?
大学芋が思うようにカリカリにならない最大の原因は、さつまいもの水分量に関連しています。
さつまいもは自然に水分を多く含んでおり、これがその特徴的なホクホク感を生み出す要因となります。
しかし、カリカリの食感を実現するためには、この水分が障害となることがあります。
したがって、大学芋を作る際には表面の水分を効果的に取り除くことが重要です。
表面の水分を十分に除去することで、外側はカリカリに、内側はホクホクの理想的な食感を実現することができるのです。
水飴なしで大学芋を簡単にカリカリにする方法とは?
大学芋をカリカリにするための方法として、効果的なのは二度揚げることです。
カリカリの食感を得るためには、さつまいもの水分をしっかりと揚げることで除去する必要があります。
この過程で、二度揚げ法がおすすめです。
作り方はとっても簡単!
最初に約5分間揚げてさつまいもを柔らかくした後、一度取り出して油を切ります。
次に、再度油に入れて約3分間揚げます。
この二度揚げのポイントは、最初の揚げで中心部まで熱を通し、水分が外に出てくることです。
一度冷ましてから再び揚げることで、この水分を飛ばし、外側をカリカリ、内側をホクホクにすることが可能になりますよ。
水飴を使って大学芋を簡単にカリカリにする方法も
カリカリに仕上げる大学芋の別の方法は、水飴のコーティングを施すことです。
この方法では、さつまいもの外側にカリカリの飴をコーティングして、外側はカリカリ、内側はホクホクの食感を楽しむことができます。
この飴のコーティングは、揚げる以外の調理法、例えば焼くなどで作ることも可能です。
飴のコーティングの作り方は以下のようになります。
まず、水と砂糖を鍋に入れて煮詰め、しょう油とみりんを加えて混ぜます。
さつまいもにこのタレを絡めて、カリカリのコーティングを作ります。
この方法では、二度揚げの手間が省け、油の使用量も少なく済みます。
飴をカリカリに仕上げるためには、水飴の使用が推奨されます。
さつまいもを揚げている間に、水飴と少量の水、醤油と砂糖をフライパンで煮詰めます。
混ぜる代わりに、泡が細かくなるまで静かに煮詰めます。
飴が適度に色づいたら、揚げたさつまいもを加えて軽く絡めます。
さらにカリカリにしたい場合は、氷水で冷やして仕上げることもできます。
飴を煮詰める際は、硬くなりすぎないよう注意!
焦げてしまうと苦味が出てしまいます。
仕上げに黒ゴマを振ると見た目も良くなりますよ。
大学芋をおいしく仕上げるポイントは?
大学芋を美味しくカリカリに仕上げる重要なポイントは、完成後に適切に冷ますことです。
カリカリの食感を作り出すためには、大学芋を常温に戻すことが肝心です。
これは、冷蔵庫で冷やす必要はなく、自然に室温まで冷ませば十分です。
大学芋が熱いうちには十分に硬くならないため、カリカリとした食感を最大限に楽しむためには、しっかりと冷ましてから食べることがおすすめです。
まとめ
大学芋がカリカリにならない主な理由は二つあります。一つ目は、飴のコーティングが適切にカリカリになっていないこと、二つ目は、さつまいも自体が十分にカリカリに揚げられていないことです。
飴コーティングをする際には、混ぜるとベタつく可能性があるため、混ぜずに作り、さつまいもに絡めた後に氷水に浸すとカリカリになります。
また、さつまいもは二度揚げすることでカリカリに仕上がります。
しなっとした大学芋を再びカリカリに戻す場合は、氷水に再浸けするか、トースターで温めると良いでしょう。
大学芋の保存期間については、常温では翌日まで、冷蔵では3~4日が目安です。冷凍すると約2週間持ちます。
揚げていない大学芋の場合は、冷蔵で約1週間保存可能です。
酸っぱい味や異臭、表面や中身がネバネバしている大学芋は腐敗している可能性があります。
賞味期限内でも、異常が見られる場合は食べないようにしましょう。
以上のポイントを参考に、カリカリで美味しい大学芋を作ってみてくださいね。